2009年12月28日

「うちのネコ」



「うちのネコ」を 見かけなくなってから、半年が過ぎた。


乗馬クラブの厩舎が建ったばかりの頃、壁板の間に挟まってしまい、


壁をはずして レスキューしたのが最初の出会いである。


まだ子猫であった。


飼い猫なのか 野良猫なのか、オスかメスかも 未だにわからないのであるが、勝手に「うちのネコ」と呼んでいた。


呼び名は「ネコ」である。


昼間は、悠々と道路の端を慣れた足取りで うろついていた。


民家の庭で見かけることも よくあった。


そして 夜になると、夜回りの私達を 厩舎の前で待っているのである。


寒い夜なんかは、中に入りたそうに鳴いていた。


決して、触らせては くれず 写真を撮らせてくれたのを最後に、パッタリ見掛けなくなった。


ちょくちょく会わなかったりしたので、そのうちに やってくるだろうと思っているうちに、半年以上が過ぎてしまった。


最近 歳をとったなぁと感じていたので きっと寿命がきたんだと思っている。


野良猫みたいにオドオドしていなく、いつも 余裕綽々なところが カッコよかったのであるが、 ついに “想い出のネコ” になってしまったようだ。


それでも 草むらの陰から ひょっこり姿を現すような気がして、乗馬クラブまでの坂道を 目で捜しながら登る毎日である。






馬から教わることがいっぱいあるんです。
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Posted by どろんこハリー at 22:14 | ・いぬ