さまざまな音


さまざまな匂い


自然の中で過ごしていると


五感が 冴えわたっていく感じがして


自分自身も


大自然の一部なんだなと


なんだか嬉しく思う
  

土砂降りの中


一羽の鳩が 馬の食べこぼしを ついばんでいる


いつも見かける この鳩も ここの住人らしい


鳥は 雨は嫌いだと思っていたけれど・・・


たくましいな  

『・・・べきだ。』


を なくすと、


生きるのが すごく 楽になる。  

意外と人気の この方


お座りも教えてもらい


飼い犬らしくなってきた


今日この頃  

冷蔵庫の牛乳飲んだの


だ〜れ？  

僕の得意技はジャンプ。


陸上競技でいえば、走り高跳びってとこかな。


バーを飛び越えるのは、僕のお役目だけど、


飛びやすいように誘導するのは、乗り手である人間の役目。


そこが、難しいとこなんだよな(笑)


しっかり頼むぜ！
  

優しさ と 無関心


似ているようで


まったく違う  

雨の日は


運動休みって分かるのか


馬くんたちは のんびりモード・・・


ただただ眠って 飼い葉を食べて


それも またよし
  

窓から見える草木の緑が


一枚の絵葉書のようで


思わず微笑んでしまう


歳を重ねるって


悪くない
  

この季節


気になるものは天気予報


雨上がってくれないかなぁ


馬に乗りたいなぁ  

思い起こせば、


この約２年間とても楽しゅうございました。


たくさんの仲間と


追いかけっこしたり、喧嘩したり、寄り添って眠ったり、憧れの毎日を過ごさせていただきました。


人間のみなさん


こんな僕を、平等に扱っていただきありがとうございました。


信じる心を取り戻して


逝けることがなによりの幸せでございます。


どうぞ皆さんもお元気で。難しく考えないで、素直にいきましょ。
  

冷蔵庫のアイス食べたの


だ〜れ？
  

いろんな馬に会ったけど


彼との 距離感 が気に入っている


無愛想ではないけれど


愛想がいいわけでもなく


構ってもらいたい風でもなく


とにかく彼といると居心地がよいのだ  

この瞬間が最後かもしれないと思うと


人は優しくなれる


もう会えないかもしれないと思うと


怒ることなんて


そうそう無いものだ  

最期の瞬間


彼は尻尾をふりながら去っていった


悲しみの前に感動をおぼえた


死に様までもみせてくれる彼らは偉大だ


そして太陽が昇り 鳥がさえずり


いつもと変わらない一日が 淡々と始まるのだ