桜はすっかり落葉し ドングリの木は お洒落に紅葉しています

張りつく空気に めげそうになる日々も もう少しですね

涼しくなったら またね！



  

人間と一緒にいる時間より

動物といる時間のほうが 長い暮らしをしているとですね

自分が 動物に近い感覚になっていくのが わかるのですよ

私きっと 人間の皮をかぶったイノシシです



  

昼間はお日様ギラギラでも 夕方になると 秋の風が 吹いてきます

草が さわさわと音をたてて 揺れるさまは まさに秋

馬たちも なかなか帰ろうとせず お話合いなんか行われているようで

仲良く群れる様子が 微笑ましく

眺めているだけで 心穏やかになるのです



  

キミと出会って 季節は一巡

今もかわらず だいすきなんだ



  

生まれたときから 勝利の女神がついているような人もいれば

そうでない人もいて

人生は本当に 不平等だけど

クサらずに 歩んでいこうじゃないか



  

かけがえのない君たちが

１ミリの疑いもない瞳で キラキラと私を見るんだ

どんなときも 私を信じて待っていてくれる

信頼されてるって なんて心地いいのだろう


  

もつれた糸を 解きほぐしながら

一生をかけて 紡ぐ私の織物は

できるなら

一本縄で あってほしい



  

馬って 走るだけじゃなくて

走り高跳びみたいに ジャンプをしたり

華麗に 踊ったりするのですよ

記憶力がよいので 調教という形で 教えるのです

だけどですね… 都合が悪いことも 覚えてしまうところが イタイところです(泣)



  

気配を感じなくなるっていうのは 淋しいね

せつなし



  

扇風機が止まり 静まりかえった馬小屋と

キミがいない静けさと

寂しさかきけす 虫の声



  

今ごろ「よくやった」と 神様に 頭を撫でられているだろう

またひとつ 消えていく命を見送って

知ってか知らずか 命は 使命をもって やってくるものだと確信する

だから 次々と目の前に現れる出来事に せいいっぱい取り組みたいと 思うのだ

たとえ 今は 理不尽な扱いを受けていようと

果たすべき使命なのかも しれない

bye-bye ディケイド ありがとう だいすきだよ



  

キミが 心やすらかで ありつづけますように



  

たたかうキミを 応援したい！



  

キミとの散歩は なぜか よく雨がふる

安物の傘をさして 長靴はいて 迎えにいくと

嬉しくて飛びつくキミで すでに 泥だらけ

雨が降ろうが 風が強かろうが お構い無しに グイグイ歩く

時々振り向いて 「楽しいね〜」の笑顔も忘れない

散歩から帰るころには 二人とも どろんこハリー



  

乗馬クラブ【ホースランドひがしせふり】は、お陰様で１０年目を迎えることができました。

たくさんの方々に助けていただいての９年間、心から御礼申し上げます。

あっという間だったような気がしますが、振り返ってみると、ずいぶん昔のような気もする不思議な感覚です。

涙を呑んで 意地をはって 生きてきたように思います。

ここらへんで、鎧を脱いで、柔らかく生きていきたいと思うようになりました。

人と支えあうバランスをうまくとっていけるようになりたいな。

そろそろ、御恩返しする順番がまわってきたように感じています。

強さを優しさへ変え、風のように さらさら流れていきたい。

どうぞ 皆さま これからも宜しくお願い申し上げます。


ホースランドひがしせふり 古賀勝己 古賀永央未